RSNでは、電話相談業務を開始したのとほぼ同時期に、月刊のニューズレターとして「さくら通信」を発行してきました。6月22日付の最新刊は122号・6月号です。このニューズレターは、RSNの支援者や関係者、賛助会員へ、印刷して郵送されています。郵送先は基本的に、依存・アディクションの問題に関わる団体や個人のみとなっており、誰でもアクセスできるようにはなっていない、クローズドな媒体であると言うことができます。
そしてこのたび、RSNは新しい月刊のニューズレター「安心娯楽通信」を発刊しました。創刊号の発行日を「さくら通信」6月号と合わせて6月22日としました。こちらはRSNのHPから誰でもダウンロードが可能な状態でアップされており、オープンな媒体であると言えます。タイトルの元となった「安心娯楽宣言」は、パチンコ業界の14団体により構成されるパチンコ・パチスロ産業21世紀会によって一般社会に向け2015年に出された、次のようなメッセージです。
「パチンコ・パチスロ産業21世紀会は、パチンコ・パチスロを国民の皆様に愛される安心娯楽として発展させることを宣言します。」
主な読者層を、依存・アディクションの問題に関わる団体や個人としてきた「さくら通信」とは違って、「安心娯楽通信」ではこの問題に本格的に参入することになった(参入せざるを得なくなった)パチンコ業界の団体と個人に設定しています。2017年に入って特に、依存問題への対策がパチンコ業界に求められるようになりました。このような困難な時にこそ、「安心娯楽宣言」の精神を思い出していただきたい、そしてその取組を継続していただきたいとの願いも込めて、新たな媒体のタイトルに引用しました。
創刊号の内容は、1ページ「発刊にあたって――」、2ページ「西村直之代表の、ちょっとレクチャー 「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」制度について」、3ページ「連続講座 パチンコ・パチスロ依存問題 依存問題対策への政治的要請と社会的要請」、4ページ「依存問題対策の一環として車内放置事故防止の徹底を」+「ホール企業からの出向 経過報告 RSNからホールの現場へ」となっています。ダウンロードは、RSNのHP(http://rsn-sakura.jp)からリンクする専用ページ(http://rsn-sakura.jp/anshingorakutsushin.html)から可能です。ぜひご一読ください。
AGFJ 平田