2017年06月29日

新たなニューズレター「安心娯楽通信」を発刊しました

 RSNでは、電話相談業務を開始したのとほぼ同時期に、月刊のニューズレターとして「さくら通信」を発行してきました。6月22日付の最新刊は122号・6月号です。このニューズレターは、RSNの支援者や関係者、賛助会員へ、印刷して郵送されています。郵送先は基本的に、依存・アディクションの問題に関わる団体や個人のみとなっており、誰でもアクセスできるようにはなっていない、クローズドな媒体であると言うことができます。

 そしてこのたび、RSNは新しい月刊のニューズレター「安心娯楽通信」を発刊しました。創刊号の発行日を「さくら通信」6月号と合わせて6月22日としました。こちらはRSNのHPから誰でもダウンロードが可能な状態でアップされており、オープンな媒体であると言えます。タイトルの元となった「安心娯楽宣言」は、パチンコ業界の14団体により構成されるパチンコ・パチスロ産業21世紀会によって一般社会に向け2015年に出された、次のようなメッセージです。

 「パチンコ・パチスロ産業21世紀会は、パチンコ・パチスロを国民の皆様に愛される安心娯楽として発展させることを宣言します。」

 主な読者層を、依存・アディクションの問題に関わる団体や個人としてきた「さくら通信」とは違って、「安心娯楽通信」ではこの問題に本格的に参入することになった(参入せざるを得なくなった)パチンコ業界の団体と個人に設定しています。2017年に入って特に、依存問題への対策がパチンコ業界に求められるようになりました。このような困難な時にこそ、「安心娯楽宣言」の精神を思い出していただきたい、そしてその取組を継続していただきたいとの願いも込めて、新たな媒体のタイトルに引用しました。

 創刊号の内容は、1ページ「発刊にあたって――」、2ページ「西村直之代表の、ちょっとレクチャー 「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」制度について」、3ページ「連続講座 パチンコ・パチスロ依存問題 依存問題対策への政治的要請と社会的要請」、4ページ「依存問題対策の一環として車内放置事故防止の徹底を」+「ホール企業からの出向 経過報告 RSNからホールの現場へ」となっています。ダウンロードは、RSNのHP(http://rsn-sakura.jp)からリンクする専用ページ(http://rsn-sakura.jp/anshingorakutsushin.html)から可能です。ぜひご一読ください。

AGFJ 平田
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2017年06月09日

宮古島に行ってきました

 先週末、宮古島に行ってきました。最初に行ったのが15年ほど前。次が3年前。今回は3回目でした。さとうきび畑が広がる平坦な島で、海の透明度が高く、ダイバーに人気の島です。

 今回の最初の感想は、「道路が空いている」ということです。沖縄本島の那覇とその周辺にいて、慢性的な渋滞に慣れてしまっているので、沖縄なのに中心市街地である平良でも車が少ないことに、まず驚きました。島の道路事情は、来るたびに良くなっています。2015年1月には、離島だった伊良部島とも3.5キロの橋でつながりました。島のドライブは快適でした。

 次に感じたのは、平良の中心市街地が賑やかになったということ。2泊しましたが2泊とも、夕食の場所をさがすのに苦労しました。予約しておかないと入れない、満員のお店が多かったのです。夜でも明かりのついている、都会的で食事単価の高そうな店舗が多くありました。最初に平良を訪れた時、店舗数が少なく寂れている、という印象を受けていました。車社会の沖縄・宮古で、夜に中心市街地が栄えるようになったのは、観光地化がすすんだ直接の影響でしょう。夕方、タクシーに乗った時、運転手さんにお勧めのお店を訊ねると、ファミリーレストランの「ジョイフル」を真面目に勧められたのは、私が観光客には見えなかったからかもしれません。

 東京、大阪、名古屋から直行便が飛び、中国・台湾からのクルーズ船も寄港するようになった宮古島ですが、人口はむしろ緩やかに減少しつづけています。沖縄県全体で人口は増えていますが、県内でも増えている地域と減っている地域に、くっきりと二分されます。人口が増えているのは、那覇とその周辺のベッドタウン、そして石垣市です。名護市より北部の国頭郡や、石垣島以外の離島では、むしろ減少しています。宮古島では、人口は増えていませんが、道路は良くなり、観光客が増え、観光バブルが起きています。最初に宮古島に来たのはひとつの宮古島市へと合併する前であり、平良市以外に、下地町、城辺町、上野村、伊良部町があって、町村ごとの個性がまだありました。伊良部島とも橋でつながった今回には、平良への経済活動の集中が一層すすんでいるという印象を受けました。観光バブルの恩恵にも、地域ごとに濃淡があると思われます。

 沖縄では、さまざまなレベルの中央と周辺の対比について意識させられる機会が多いのですが、今回の宮古島でも強く意識しました。

AGFJ 平田
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